TOP

映画評index

ジャンル映画評

シリーズ作品

懐かしテレビ評

円谷英二関連作品

更新

サイドバー

家族百景

1958年、日活、獅子文六原作、斉藤良輔脚本、井上梅次監督作品。

▼▼▼▼▼最初にストーリーを書いていますので、ご注意ください!コメントはページ下です。▼▼▼▼▼

フランキー堺による軽妙なナレーションから始まる。

人間には男女があり、そんな男女は結婚という儀式が待ち構えている。

ここでは、色々な夫婦のアルバムをお見せしよう…。(と、劇中に登場する幾組かの夫婦の名前が、左右のページに書かれたアルバムをめくる形式のタイトルがあらわれる)

とある住宅地の朝8時半の情景。

部長さんは子供連れで、共稼ぎの二人は一緒に出勤し、バタ屋夫婦も仕事を始める。

そんな中、「大川みはる、大川蒼馬」と表札に書かれた家の玄関口はなかなか開かない。

ナレーターのフランキーが、大川さ〜んと呼び掛けると、ようやく、ドアが開き、ベレー帽をかぶった大川ひはる(月丘夢路)が慌てて飛び出して来て、その後を、エプロン姿の大川蒼馬(大坂志郎)が、タバコを忘れたと言って追い掛けて来る。

道に駆け出しながら、みはるは蒼馬に、つくだ煮を作っておくように命じるのだった。

「強きもの、汝の名は女なり…」と、フランキーのナレーションが茶化す。

一方、その頃、先に起きた学生の倉田達夫(岡田真澄)は、「一時限目はサボろうかな」などと言いながら、なかなか布団から出ようとしない妻のノリ子を起こそうとしていたが、ノリ子は甘えて、キスを要求する。

仕方ないので、寝たままのノリ子にキスをしながら、そのまま身体を持ち上げる達夫だった。

そんな二人が、朝食の準備をしながら、今日の講義の先生が、20才の若い女性と結婚したらしいという話に花を咲かせていた時、下から上がって来た大家が相談があると言う。

聞いてみれば、家賃を今の二倍に値上げさせてくれと言うのだ。

もともと、達夫一人と契約したはずだが、その後、ノリ子が転がり込んで来たので、二人分頂かないと困るのだと言う。

しかし、これには、達夫は猛反発する。

自分達は夫婦であり、夫婦と言えば一心同体も同じ。
現実問題として、二人の仕送りを合わせても月々19000円の収入しかないのに、家賃が今の13000円の二倍もとられたのでは生活できないと言うのだ。

しかし、大家も負けていない。

夫婦と言うが、君たちは、まだ、親の脛をかじっている学生ではないか。
学業が本分のはずなのに…と、学生結婚自体に疑問を感じている様子。

これに対し達夫は、性欲に悶々としているよりも、結婚している方が、むしろ勉強ははかどると反論。

言い争いの末に、もう、後には弾けないと開き直った大家に対し、達夫は、「それじゃ、前に出てみろ!」と言い返す。

その勢いに押されて、渋々、下に降りて来た大家だったが、そもそも二人の入居を認めたお前が悪いと、今度は自分の女房と口げんかを始める始末。

この夫婦も又、30年も連れ添って、口げんかを続けている一組であった。

「女は自然界のただ、美しき失敗に過ぎない」(フランキーの格言)

女性雑誌の編集長として辣腕を振るうみはるは、家事に全く興味を持たない女性であった。

一方、その夫の蒼馬は、売れない童話作家であり、家事一切を引き受けている男であった。

今日も、台所でつくだ煮を焚きながら、時々訪れて来る御用聞きやクリーニングの対応をしながら、童話の構想を練っていた。

そんな蒼馬を訪ねて来たのは、姪のノリ子。

いきなり「6畳間開いてない?」と聞いた彼女は、いきなり、表に荷物を持って待っていた達夫を呼び込み、下宿を追い出されたので、今日からお世話になると言い、みはるの承諾を得なければ…と戸惑う蒼馬を尻目に、どんどん荷物を運び込みはじめる。

一方、会社で仕事中だったみはるを訪ねて来たのは、従兄弟の松江(山根寿子)であった。

面会室に案内したみはるが上京して来た訳を尋ねると、好きな人が出来たので家出して来たのだと、松江は思いもかけない事を言う。

何しろ、松江は、盆地にあるとある地方都市の誉田ラジオ店に15年も前に嫁いでいたれっきとした奥さんだったからである。

どうやら流行りの「よろめき婦人」らしい。

彼女が好きになったのは、店で雇っているテレビ修理工の明(青山恭二)なのだと言う。

仕事一辺倒で、全く、彼女に興味を示してくれない夫(森山信)に、明と間違いを起こしそうな予感がするので辞めさせてくれないかと相談した所、今、この店が安泰なのは、人気のテレビを修理できる明がいるからであり、彼を辞めさせる訳にはいかない。

どうしてもと言うなら、いなくても店をやっていけるお前が出て行けと言われ、さすがに、腹に据えかねて、そのまま家を飛び出したのだと言う。

ところが、列車には、夫婦の会話を聞いていたらしい明も乗り込んでおり、自分は前から、女将さんの事が好きだったので、一緒に東京に行かせてくれと言うのだ。

さすがに、親子ほど年の違う彼の無分別を叱り、何とか、列車を降りて帰るように説得した松江だったが、明も頑固で言う事を聞かない。

結局、明は東京駅で別れ、亀戸にいる遠い親戚に行ったらしい。

みはるは松江に同情し、家に来いと自宅に連れて帰って来るが、家には誰もいず、6畳間の様子が変わっているのに驚く。

その内、風呂にのり子と達夫が一緒に入っている事に気づき、訳を聞くと、蒼馬は引っ越して来た姪夫婦の歓迎会を開くと買い物に行っているらしい。

松江を6畳間に住まわせるつもりだったみはるは、面子を潰され大むくれ、帰宅して来た蒼馬と、松江を前にして口げんかを始める。

この様子を風呂場で聞き付けたのり子は、トラブルの原因は自分達にあり、今出て行くとまずいと思ったのか、又、一度出た風呂に入ってしまう。

さすがに、夫婦喧嘩を観せられ、その場にいたたまれなくなった松江は、今日は亀戸に行くと言い出し、みはるはますます不機嫌になる。

その頃、風呂に浸かりっぱなしだったのり子は、のぼせてしまう。

結局、折角連れて来た松江に帰られてしまい、風呂場で、達夫に介抱されているノリ子が酔ってしまったと聞き、学生の分際で酒を飲むとは不謹慎なと怒り心頭に発したみはるは、鵠沼の姉の家に行くと荷物をまとめ始めると、本当に出て行ってしまう。

後に残された蒼馬は、事の成りゆきを心配する達夫に、その内帰って来るだろうと答えた後、ノリ子は本当に酒を飲んだのかと聞くが、風呂に酔っただけだと知ると、風呂場に連れて行き、頭から冷水を浴びせるのだった。

鵠沼の姉(初井言栄)の家に着いたみはるは、子供達と海岸で相撲を取っている姉の夫(二本柳寛)の様子を眺めていた。

姉夫婦は、身体が弱い子供達の為に、わざわざそれまでの5倍も通勤時間のかかる当地に引っ越して来た「子供中心の夫婦」であった。

そんな家族に近づいて来たのは、隣にすむ歯医者夫婦(安倍徹、楠田薫)で、今夜、麻雀のメンバーが足りないので来ないかと姉の夫を誘うが、遠隔地の為朝が早い夫は乗り気ではない。

そこで、姉は、みはるに出かけるように勧める。

その頃、達夫とノリ子は、蒼馬がみはるを迎えに行くべきかどうか延々と議論を交わしていた。

そんな二人の呑気さに呆れた蒼馬は、ふらりと出かける。

その後、自分達が、騒ぎの原因なのだから、家賃を払えるようにバイトをやろうと結論付けたノリ子たちだった。

一方、夜になって歯医者夫婦の家に出向いたみはるは、メンバーの一人として紹介された男を観て驚く。

毎日顔を合わせている会社の部下の入江太郎(柳沢真一)だったからだ。

その後、四人で麻雀しながら、ここの家の夫婦は、娘を一人で寝かし付け、あくまでも自分達夫婦中心に時間を使う事を生き甲斐とする「熱愛夫婦」である事を知るみはるだった。

「よろめきとは美徳なり」…三島由紀夫。

歯医者宅からの帰り、入江と海岸を一緒に帰っていたみはるは、入江が独身である事を聞き、良い人にアタックしろとアドバイスするが、それを聞いた入江は、それじゃあ自分の球を受取ってくれと言い、みはる相手にキャッチボールの真似事を始めるのだった。

大学の柔道部で練習していた達夫の元にやって来たのはノリ子、アルバイトの口を見つけて来たと言って来たが、それが夜警だと言うので、気の弱い達夫は嫌がり、別口でキャバレーのボーイの話があるので、それをやると答える。

しかし、その話に、夫の浮気心を嗅ぎつけたノリ子は、女子柔道部員の猛者、藤井に、達夫を徹底的に痛めつけるよう依頼するのだった。

そんなノリ子が帰宅すると、その日も、ちょうど出かける蒼馬とすれ違う事になる。

その夜から、キャバレー「BLACK CAT」のボーイとして働き始めた達夫だったが、大量の客の注文が一度に重なり、頭はごちゃごちゃ。

しかし、持ち前の気軽さで、フロアで踊る客たちの間を、自分も踊りながらすり抜けて行く。

カウンターで注文を伝えた達夫は、客として入店して来たみはると見知らぬ男、実は入江のカップルが、実に楽しそうにマンボを踊っている姿を目撃する。

やがて、出来上がったドリンクを運ぶ途中、うっかり躓き、危うく、トレイの上のコップを全部ひっくり返してしまいそうだった達夫だが、幸運にも、グラスは倒れなかった。

その姿に客たちから拍手をもらって、照れくさそうに立ち上がった達夫だったが、踊っていた女性にぶつかり、あえなくコップを全部取り落としてしまう。

さらに、ぶつかった女性の相手の男から因縁を付けられた為、ついカッとなった達夫は、得意の柔道で相手を投げ飛ばしてしまったから、場内は大混乱。

結局、帰宅後、顔に出来た傷の手入れをノリ子からしてもらうはめになる達夫だった。

その時、帰宅して来た蒼馬に、今日、若い男とみはるがキャバレーで踊っている所を観たと、報告した達夫だったが、別に気にしていないように消える叔父の様子を観たノリ子は、最近、毎日、午後3時になると、決まったように出かける蒼馬の事を、互いによろめきごっこをしているのではないかと怪しみ出す。

その頃、キャバレーから海岸にやって来たみはるは、久々の開放感に浮き浮きしていた。

ところが、入江が真面目な顔で、今の夫と別れて、自分と結婚してくれと言い出したのには驚く。

夫と喧嘩をして家出状態である自分なので、今の結婚生活は不幸に決まっていると指摘する入江の意見にはちょっぴり耳が痛いのだ。

しかし、取りあえず、そんな話は明日会社でしようと切り抜け、その場を立ち去るみはるだった。

もちろん、会社で、そんな話等できないのは、両名とも承知の事だった。

翌日、午後3時、いつものように家を出た蒼馬を、ノリ子と達夫は尾行しはじめる。

浮気をしているというノリ子と、していないと思う達夫は100円を賭ける事にする。

電車に乗った蒼馬は、車中、居眠りをするというゆとりを見せ、折田駅の近くの喫茶店に入ると、すぐに、そこで待ち合わせをしていたらしい松江を伴って出て来る。

さらに、花柳界のような場所に二人揃って出向き、「万なを」という料亭に揃って入った姿を確認したノリ子と達夫は、やはり、蒼馬は浮気していたと確信し、負けを認めた達夫は、100円ノリ子に渡し、大人の世界の醜さに絶望して帰るのだった。

その夜、首になったキャバレーの代わりに、夜警のバイトをする事になった達夫は、樽井(長門裕之)という青年と一緒に、倉庫内を見回っていた。

歩きながら、その樽井という青年の身の上話を聞いていた達夫は、彼がまだ18才でありながら、すでに結婚して、近々赤ん坊が生まれるので、昼夜を分かたず働いていると聞かされ、驚いてしまう。

東北訛りのある樽井は、雪国である故郷で、恋人、みね子(丘野美子)に子供が出来た事を知ると、反対する親親戚を説得し、かねてよりしっかり溜めておいた貯金を元に、二人して東京に出て、赤ん坊を育てると宣言し、上京して来たのだと言う。

自分達こそ、最年少夫婦だろうとかねてより自負していた達夫は、自分達より若く、かつしっかりした人生設計をしている人間がいる事を知って感心してしまう。

そんな樽井、達夫夫婦がすむ所を捜していると知ると、ちょうど、家に空き部屋が出来たので来ないかと言ってくれる。

思わぬ親切に喜んだ達夫だったが、生来の気の弱さから、闇の中からいきなり飛び出して来た猫に驚き、火災通報ボタンをうっかり押してしまい、会社の消防団を呼び寄せてしまう騒ぎになる。

翌日、みはるは、風邪だと言って会社を欠勤している入江の事を気にしながら、最近アパートに引っ越したので遊びに来て欲しい、折り入って話があると書かれた松江から来た葉書を呼んでいた。

そんなみはるを訪ねて来たのは、達夫、ノリ子夫婦だった。

面会室で聞いた彼らの話によると、蒼馬が松江と浮気をしている現場を押さえたと言う。

最初は、笑って相手にしなかったみはるだったが、先ほど読んだ手紙と重ね合わせると、満更嘘とも思えず、次第に顔が曇って行く。

そんな様子を気にしたのか、若い二人は学校があるからと帰ってしまい、独り考え込んでしまったみはるの所に、入江がやって来る。

彼はすっかり、夕べの事は気にしていない様子。

逆に、心配顔のみはるの話を聞き、早く家に帰った方が良いと忠告してくれる。

その後、達夫とノリ子は、樽井が間借りしていると言う家を訪ねていた。

そこでは、つわりで食欲がないと言う臨月のみね子に、体力が付かないと叱りながら粥を食べさせている樽井の姿があった。

樽井は、やって来た達夫とノリ子の姿を見ると、盛んに仲の良い自分達ののろけ話を始めるが、二人が部屋を観に来た事を思い出すと、月2500円の家賃だと言う隣の空き部屋を見せてやる。

何でも、つい最近まで、親子のように年の違う男女が住んでいたのだと言う。

偶然にも、その引っ越した男女とは、松江と明の事だった。

その二人、アパートで今後の事を話し合っていた。

来年40才になる秋江は、若い明に、その内、必ず捨てられるに違いないと怯えており、何とか夜学を出て、暮らしを支えてみせると張り切る明を白けさせていた。

そんな所にやって来たのがみはるだった。

気を効かせた明が部屋を出た後、二人きりになったみはるは、思いきって、蒼馬との仲の事を松江に聞いてみる。

驚いた松江は、二人が一緒に入った所を観られた「万なを」と言う店は、蒼馬に紹介してもらった仕事先であり、実は、蒼馬自身も、そこの帳場で働き始めたのだと言う。

自分があなたに相談したかったのは、明と正式に結婚しようと思っている事だったとも。

それを聞いたみはるは、自分の勘違いを詫びると共に、甲斐性がないと自覚し、働き始めたらしい蒼馬への愛情が戻って来るのを感じる。

その頃、二人に噂されていた当の蒼馬は、慣れない伝票書きにミスが多い事を注意され、主人から首を言い渡されていた。

そんな所を知らずにやって来た松江は、先ほど、二人の仲を誤解して嫉妬していたみはるがアパートに来ていた事を打ち明け、鵠沼に迎えに行ってやるよう勧めるのだった。

しかし、蒼馬は煮え切らなかった。

生活力がない自分には、みはるを迎えに行くだけの資格がないと思い込んでいたのだった。

その夜、落ち込んだ気持ちのまま帰宅した蒼馬は、出迎えたノリ子から、目尻を下げちゃダメだよと意味不明の忠告を受ける。

訳が分からず、風呂場に向った蒼馬は、すでに誰から入っているのに気づき声をかけると、妻のみはるだと言うではないか。

急にそわそわし始めた蒼馬は、二人分の茶の支度をいそいそと始めると、風呂から上がるみはるを待つ間がもたないらしく、わざとらしく新聞を読んだりし始める。

やがて、風呂から上がって来たみはるは、終電車に乗り遅れたので、一晩だけ泊めてくれと言い訳がましく頼むのだが、自分の家なんだから一晩だけと言わずにと優しく応対する蒼馬に、今までの自分の行為を素直に詫び、これからは、又、一生売れなくても良いから、純粋な童話を隠し事に集中してくれと頭を下げるのだった。

ようやく、二人の間のわだかまりが解け、茶をどちらが入れるかで可愛い諍いが起き始めた中、帰宅して来た達夫に、みはるは、蒼馬は実は料亭でバイトしていただけだったと、二人から聞いた間違った情報を訂正する。

とにかく二人の仲が元に戻った事を知ったノリ子と達夫は、今後は、自分達の共同生活振りを見習って結婚生活をするようにと忠告するが、翌朝になると、又、寝坊して遅刻しそうなみはるを送りだす、専業主夫に戻った蒼馬の姿があった。

カニは、自分の甲羅に合わせて穴を掘ると言う…と、フランキーのナレーションがなさなる。

「結婚とは、人生における大事業である」…イプセン。

 

▼▼▼▼▼個人的なコメントはここから下です。▼▼▼▼▼

いきなり同居する事になった二組の夫婦を格に、そこに関わって来る色々な夫婦の形態を、スケッチ風に紹介したコメディ。

セリフにもスピードがあり、動きも軽やかな若いファンファン(岡田真澄)と浅丘ルリ子コンビを中心に据えているので、中年夫婦の大坂志郎と月丘夢路の関係や、ちょっと、描き方によっては泥臭くなりそうな、年齢違いの男女の恋のエピソード等が、嫌味にならない程度に楽しくまとめられている。

コメディエンヌ演技を見せる浅丘ルリ子と月丘夢路は、両名とも意外性があり、可愛いらしい。

不機嫌になると、つい、カールして前に垂らした前髪を、自分の口から吹いた風で揺らす癖のあるみはる。

さらに、とにかく、元気一杯のお嬢さんを演じる浅丘ルリ子のおとぼけコント風演技が愉快。

この頃の浅丘ルリ子は、丸顔でぽちゃぽちゃしており、入浴シーン等は、細川ふみえにそっくり。

月丘夢路も若々しいし、その姉役を演じている初井言栄も意外なほど若々しい。

他人が羨むほど、熱愛状態を続けている医者夫婦を演じている安倍徹も珍しい。

珍しいと言えば、学生服姿や柔道着姿を披露しているファンファンの若き姿も貴重だろう。

古今東西の名言、格言をちりばめたナレーションを担当しているフランキー堺は、タイトル部分で、一瞬だけ顔を見せる。

日活のコメディは、他社のコメディとは一味違った面白みを持っている事を改めて再認識させられた。